数独自動生成ソフト開発で学ぶ超初心者のためのC++マルチスレッドプログラミング入門
第2講 変数
第1話 変数とは?
ここでも関数と同じように変数という言葉を聞いて、
苦手だと思う方はたくさんいます。
ですが、関数はただの部品(本講義では社員)にすぎませんし、
変数はデータを入れる箱にすぎません。
具体例を出した方が理解が早いと思いますので、
簡単なコード例を出しましょう。
まず、『はじめてのプロジェクト体験』を開きます。

タスクバーの
のところで右クリックしてから、
『はじめてのプロジェクト体験』をクリックすると前に作った
#include<iostream> //coutを使うために必要な部品を組み込んでいる
#include<conio.h> //while (!_kbhit())を使うために必要
using namespace std;//coutを使うときに必要です。
int main() {//私は社長だ、現時点では社員は私一人ですが、
//講義が進展していくといろいろな社員を雇う!
cout << "プロジェクト体験" << endl;
while (!_kbhit());//待機させるための役割を持つ
}
コードが開きます。そのコードをコピペによって
#include<iostream>
#include<conio.h> //while (!_kbhit())を使うために必要
using namespace std;
int main() {
int a;//私は整数を出し入れする変数だ!
a = 2;
cout << "a = " << a << endl;
while (!_kbhit());//待機させるための役割を持つ
}
と変更してください。
F5を押すと

という実行画面が現れます。
cout << "a = " << a << endl;のcoutにつきましては後に使い方をまとめますが、
<<によってつなげていくと実行画面のようになります。
注目しなければならないのは、
int a;//私は整数を出し入れする変数だ!
a = 2;
の2行です。
整数を入れる箱を用意してその箱の名前をaとしたわけです。

aとしたわけです。
そして
a = 2;
によって

その箱に2を入れたわけです。
箱の名前は今は漢字でも可能ですから、
#include<iostream>
#include<conio.h> //while (!_kbhit())を使うために必要
using namespace std;
int main() {
int 整数;//私は整数を出し入れする変数だ!
整数 = 2;
cout << "整数 = " << 整数 << endl;
while (!_kbhit());//待機させるための役割を持つ
}
としてF5を押すと

というわけで、変数名(箱の名前)に漢字が使えますので、
本講座では基本漢字にします。
関数名についても同様に基本漢字にします。
int a;
や
int 整数;
を型宣言と言います。
aを整数型変数として宣言する
あるいは
aを整数型変数として定義する
です。
定義とは数学で約束だと学びました。
int a;
や
int 整数;
の2つを比較したときに下の方が圧倒的に理解しやすいです。
実は、最近までC++で変数名に漢字を使えることを知りませんでした。
生成AIのBingが教えてくれたのです。
漢字で変数名を表した方がよいと、
アドバイスを受けたのです。
int Integer_a;
などと書く必要はありません。
aを使いたいなら
int 整数型変数a; または int 整数型変数_a;
で十分です。
表意文字である漢字文化を持っていながら、
英単語で変数名を定義したり、
専門用語をカタカナにしなければならない理由はありません。
初心者用の講義でカタカナや英単語を連発するのは、
どうかと思います。
そこには、『俺はすごいんだぞ!』という思いが透けて見えます。
初心者相手にカッコつけているだけではないでしょうか。
英語は重要教科とされていますが、
スマホで通訳や翻訳ができるのですから、
本当に学ばなければならない教科なのでしょうか。
確かに、外国語としてドイツ語やフランス語をなどを選べる学校もありますが、
ほとんどが強制的に英語を学ばされています。
AI時代に重要な教科は数学と国語だと思っています。
学ばなければならないのは英語という言語ではなく、
ヨーロッパやアメリカの文化だと思いますが、
生徒たちは勘違いしています。
通訳の仕事をしたいから英語学科や英文学科に進学したいと言いますが、
大きな誤解があります。
英語を学べば外国人と話せるようになると。
重要なのは背景にある文化です。
私が知っている範囲では、
国際関係学部に英語学科や英文学科を置いてある大学はありません。
宗教・文化・哲学などを学ばないと国際理解ができないことを生徒たちは知りません。
英語が重要教科であると教えてきたからです。
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